プレトニョフ ピアノリサイタル

 

数多くのピアニストの中で、

 

偶然、何度も演奏を聴く機会があるピアニストと、

 

聴きたいと思っているのに機会がないピアニストがいます。

 

その中で、私にとってプレトニョフのコンサートは、

 

今回3度目ということで、

 

聴く機会の多いピアニスト(指揮者、作曲家としても活躍)に入ります。

 

 

 

 

彼の生の演奏を初めて聴いたのは、

 

1997年(?)夏、イギリスの「エジンバラ音楽祭」です。

 

 

 

 

そして2回目は、2006年(?)フライブルクで聴きました。

 

この時の演奏は素晴らしく、今でも鮮明によみがえってきます。

 

音色の美しさ、解釈の可能性、

 

特に、ショパン「24のプレリュード op.28」の感動は、

 

今でも覚えています。

 

 

 

 

 

ところが彼は、その年を最後に演奏活動から遠ざかってしまうのです。

 

その後、事件に巻き込まれたりといろいろあり…

 

2013年にピアニストとして活動を再開しました。

 

 

 

そして昨日が、私にとって3回目となる彼のコンサートでした‼

 

 

 

 

 

 

 

 

初めのフレーズを聴いた瞬間、

 

以前の美しい音が思い出されました。

 

 

 

そのあと聴き進むにつれ…

 

 

 

私は、彼の演奏が内省的になっていることに驚きました。

 

2回目のフライブルクの時とは別人のようでした。

 

その時は、外に向かって光輝いた表現をしていたのが、

 

今回は自分の内に向かって、

 

影に焦点を当てているような感じです。

 

華やかな演奏をめざすピアニストが多い中、

 

真反対の方向です。

 

 

 

でも、しっかりした解釈あっての事なので、

 

充分に納得させてくれるものでした。

 

好みは別にして、

 

解釈の可能性が、こんなにもあるなんて…

 

 

 

ピアニストの演奏が、年齢とともに変化するのを聴くのって

 

新鮮な驚きです。

 

いつも同じだとつまらないです。

 

 

 

これから彼の演奏は、どのように変わっていくのでしょうか?

 

また、10年後、聴きたいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

photo by steinway
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